狙われたダイヤ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“都会にあこがれるただの田舎娘じゃないぞ”自信と力強さに満ちたジェニーを見てグラハムはそう直感した。「きみはなぜボディーガードになろうと思ったんだい?」「父の牧場を継いで結婚して家庭を持つだけでは満足できません。外の世界で自分の力を試してみたい、刺激的な仕事がしたいんです」彼女はボディーガード養成学校を優秀な成績で卒業したばかりで、重要書類や宝石などを運ぶクーリエを護衛する仕事を求めていた。スリルはあるが、それだけ命の危険を伴う仕事だ。「覚悟はできています。わたしにチャンスをください」“まさにボディーガードにはうってつけの人物だ”自分自身クーリエで冒険好きなグラハムは即座に決断した。ニューヨークには大仕事が待ち受けているのだ。彼女と一緒に仕事をすることになると思うと、彼はわくわくした。
愛へのパスワード (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
降りだした雪を避けるため山小屋に駆け込んだクインは、中にいた険しい形相の男性に驚き、足をくじいてしまった。ホイットという名のその男には人を寄せつけない雰囲気があり、おまけに銃を持っているようだ。報道されていた指名手配犯では?なんとか早く逃げなくては。実はクインは、出産を間近に控えていた。それを知るとホイットは、意外な心優しい一面を見せる。一刻も早く下山しなくてはならない彼女と、寂しげな横顔に秘密を隠したホイットとのあいだに、それぞれの命をかけた不思議な絆が芽生えはじめた。
夕日を見つめて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“あのニール・グラントに会えるんだわ”海洋生物学者リルは胸を躍らせていた。今、コーラル・キー海洋研究所では、小型潜水艇で深海調査を行う画期的な計画がすすめられている。だが、その操縦士としてやってくるニールには暗い過去があった。3年前自ら操縦する潜水艇で3人の乗組員を死なせてしまったのだ。そのために研究所内での彼への風当たりも強かった。“でも、あの事故は彼の責任ではないわ”事故調査委員会に参加したリルはそう確信していたし、腕の立つ優秀な操縦士としてニールを迎えるつもりでいた。ところが、なぜか彼は冷たい目でリルを一瞥しただけだった。これから一緒に仕事をするというのに、こんな態度をとるなんて。期待を裏切られたようでリルは先行きが不安になった。
砂漠の夜の女王 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
メキシコのソノラ地方は荒れ果てた砂漠地帯で、麻薬密輪業者やがらがら蛇に襲われかねない危険なところだ。そんな場所へ植物学者ケリーは薬草の研究調査に行くという。ニックは初対面の彼女にガイドを頼まれたのだが迷っていた。昔の恋人の身に起こった事件へのわだかまりから、彼は故郷には20年近く帰れないままでいる。今でも砂漠にそびえる巨大なサボテン、サグアロが刺だらけの自分を追いかけてくる悪夢に苦しめられているのだ。ニックの心は揺れた。そして悩んだすえに断ってしまう。だが、なぜかもう1度ケリーに会いたくて彼は電話をかけた。「もしきみがまだほかのガイドを探していないのなら…」「よかったわ。わたしもあなただったらうれしいわ」ふたりはサグアロを求めてソノラへの旅に出ることになった。
光る風の谷間 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ネバダ生まれのメイは祖母の故郷バスクに行くのが夢だった。そのために大学で5年もバスク語を専攻し夜はカジノでアルバイトをして頑張ってきた。そしてその機会が突然訪れる。バスク語教授ピオがメイにプロポーズして断られた直後謎の死を遂げ、彼女に保険金をのこしたのだ。メイとしてはその死にも負い目があるのに保険金など受け取れない。彼の故郷バスクに行って遺族にこのお金を受け取ってもらおう。ところがピレネーの町にピオの家は見つからなかった。そして祭りの夜それとは知らずにピオの兄、ロレンスと恋におちてしまう。ロレンスは“生涯に一人の女性しか愛さない”名家の家長だ。メイも心から永遠の愛を信じて結婚したが、そこへ一通の不幸な手紙が舞い込んだ。
紅薔薇と白雪姫 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
コミュニティスクールの犯罪学のクラス―それはハイジの目的にぴったりだった。ただ一つ予想外だったのは、担当するのが引退した刑事ではなく、長身でたくましい現職刑事ギデオンだったことだ。そのクラスはミステリー作家の卵たち向けのものだと知り、ハイジは親友の冤罪事件を小説の“あらすじ”として発表し、ギデオンの注意を引いて再捜査に協力してもらおうと企てた。そして彼女の作戦は成功した。彼がすぐに“あらすじ”のことで話があると言ってきたのだ。これで親友を救えるかもしれない、とハイジは胸を高鳴らせた。その胸にある別のときめきは、今は無視して…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウインターズ,レベッカ
アメリカの作家。十七歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、四人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
愛の後遺症 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
人生は本当に何が起こるかわからない。あの優秀なドクターが、こんな惨状に!「ERで命を落とすなんて、ぼくが許さない。だろう、リリー?」ERの看護婦をしているリリーは、グレッグの言葉にうなずいた。グレッグは凄腕の強気な外科医で、毎日多くの人命を救っている。そして、数多くの女性とつき合うプレイボーイでもあった。リリーはERの医師としてのグレッグを尊敬しながらも、彼からの誘いは断り続けていた―次々と女性を替えた父親を持ち、ああいう男性の正体はわかっている。もしも愛してしまったら、必ずひどく傷つくことになるのだ。だがある日、グレッグはスキーで事故に遭い、重傷を負った。ベッドに固定されたグレッグを見て、リリーは動揺を隠せなかった。胸にチューブを挿入され、あちこち複雑骨折で動くこともできない。下半身麻痺が残る可能性に、彼はひどく苛立ち、憔悴していた。病室を出たリリーの目に、思いがけず涙があふれた。
恋に揺られて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ペトラは愛を恐れていた。十六歳で両親を失い、もろくも崩れた家庭の幸福。臆病な彼女にあきたらず去っていった野心家の恋人たち。そのたびに“あしたになったら考えよう”と殻に閉じこもってきた。悲しみをたたえたペトラの瞳がダンの心を貫いた。ダンのグリーンの瞳も激しく彼女を揺さぶる。だが、愛はどうして人を傷つけずにはおかないのだろう?心を許したら負けだ。ペトラはおびえ、ペトラは逃げる。心の古傷が叫び声をあげた―もうこれ以上、悲しみには耐えられない、と。同時にもうひとつの叫びがペトラを突き動かす。“いつまでも心を閉ざしたままでは生きていけない”
遺産の行方 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「なんて変わった人だったの、アーデラ叔母さんは!」シャーリは巨額の遺産のありかをしるしたロケット探しの最初の手がかりをランプシェードの裏に見つけて、叫んだ。彼女は大叔母からバンクーバーの家を相続したが、大掃除の最中にそこらじゅうから現金が出てきていまや本格的な宝探しのゲームが始まった。故郷からここに移ってきて一カ月半というものシヤーリには驚きの連続だった。欲の皮がつっぱった親戚は入れ替わり立ち替わりやってくるし、そしてなによりも、あのロシャンという男―彼もまたロケットほしさに近づいてくるのだろうか?わたしはシェフ、料理人が多いとどうなるかはわかっている。欲深な連中はたくさんだけど、でもロシャンはいてほしい。
涙の海を越えたら (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
なくした愛を見つけます、消えた恋人捜します―この広告にすがるしか、ほかに生きるすべのない男、マイケルが、探偵社「ファインダーズ・キーパーズ」のドアをたたいた。5年前、彼は若く美しい女教師エミーと灼熱の恋に落ちた。中米サンパブロの現実離れした町での魂を揺さぶられるような激しい愛の日々…。そして別れは突然にやってきた。やむにやまれぬ状況下で、別れの言葉を残すこともできずに引き裂かれた彼女は今、どこでどうしているのか。それを知らなくては、この先どうあがいても生きていけない。マイケルは必死だった。一方、サンパブロで突然マイケルに捨てられたエミーは、あのとき悲しみと失望と寂しさのさなか、妊娠を知ったのだった。
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