ジョー・赤毛の闘士 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
持ち前の正義感でさまざまな社会悪と闘うジョー。きょうも300人もの聴衆を前に講演をしていた。青少年に悪影響を与えるロックの歌詞に検閲制度を設けるためだ。満場の拍手のなか、ひとり鋭い視線を投げかける男がいた。「なかなかのものだな」男は挑戦的な態度で近づいてきた。「問題提起をして、皆さんにわかっていただきたいだけですわ」「なるほど。ヒットラーのやり方に似ているな」なんですって!それにしてもどこか見覚えが…。なんと自分がやり玉にあげたロック歌手、E・Z・エリスではないか。この作品は、キャラウェィ家の4人姉妹の恋を、季節を追って描いた4部作の2作目、次女「ジョー」の物語です。
裏切りの花婿 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学生になって初めての夏、リサは婚約者を連れて故郷に帰った。大牧場を経営する父に、彼を紹介するためだ。だが、牧場にふらりと現れた石油鉱山師ミゲルに彼女はたちまち心を奪われてしまった。「世界中の石油よりもきみが欲しい!」やさしくも男らしい、信じられないほど魅力的なミゲルは、そう言ってリサを虜にした。大勢が見守るなか、ふたりは大邸宅で盛大な結婚式を挙げた。その直後、リサは大変なものを見つけてしまう。“リサと結婚すれば牧場の地所で石油井戸を掘る権利を…”父とミゲルが取り交わした契約書だった。ウエディングドレス姿のまま車に飛び乗り、リサは逃げた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニコルソン,ペギー
テキサスの大農場に生まれ育つ。ブラウン大学を卒業し、高校で十年間教鞭をとったのち、作家生活に入る。現在はロード・アイランドに住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
愛が見えなくて―シェルター・バリー物語〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ベッカとウィルは子どもにこそ恵まれなかったが、長いこと、絵に描いたような幸せな結婚生活を送ってきた。だが、あんなに待ちわびていたはずの妊娠が確認されたとき、ベッカは大きなショックと不安に揺れることになった。すっかり諦めていた出産に対処する自信がまったくない。もう若くなく、リスクを負っての出産は危険だと医師は言う。それを正直に夫に告げると、ウィルはまるで見知らぬ女を見るような目で彼女を見た。彼にしてみれば、子どもは二人の長いあいだの念願だったのだ。出産を迷う妻など、どうしても理解できない。その日から、なんの疑問もなかった結婚生活が急に崩れ始める。結局のところ、二人とも、相手のことが何もわかっていなかった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストにその名が載る人気作家。日本でも近年人気が急上昇している。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。ヴァイオレット・ウィンズピアの大ファンだった。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。三部作に期待が集まっている。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
緑の瞳の迷路 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
十代のころモーリーは、名門フォレスト家のふたごの兄ボウに心底夢中になった。彼に、痛みにも似た憧れを抱き続けた。しかし、セックスを求められるのは怖かった。モーリーはまだ幼かったのだ。だが、とうとうボウがその幼さに愛想をつかして別れを告げた夜、モーリーはフォレスト家に駆けつけ、彼の前に身を投げ出した。ボウなしでは生きてゆけない…。そしてその夜のうちに、ボウは車で暴走し亡くなった。モーリーのおなかに子供を残して。同乗していたふたごの弟ジャクソンも大怪我を負った。ジャクソンはモーリーにとっていつも助けになる友人だったが、彼から驚愕の事実を知らされるとは。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オブライエン,キャスリーン
フロリダの生まれ。小学一年生のときに七ページの物語を書いたのを皮切りに、ストーリーを語り続けてきた。大学を卒業して新聞社の仕事に就き、テレビ番組評などを書いていたが、同業のジャーナリストと恋に落ちて結婚。マイアミに居を構えた。娘が生まれたあと自宅でできる仕事として、再び小説を書き始め、ロマンス作家として人気を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
記憶のない目撃者 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
あなたは、ぼくのママ?小さな子供の必死の声が、心を切り裂いた。残業帰りの人けのない暗い舗道で、アビーは小さな男の子に尋ねられた。「ぼくのママ?」必死に問うその声は、アビーの心に突き刺さった。実は七年前、アビーはその子供とちょうど同じくらいの年の息子を亡くしていた。「いいえ、わたしは誰のママでもないわ」と答えたアビーは、その子と一緒に一晩中、彼の保護者を捜しまわることになった。どうもただの迷子にしてはおかしい。自分の名前も住所も母親も、何も覚えていないようだ。アビーの手にすべりこんだ小さな湿った手の冷たさが、彼女の心の奥底を激しく揺さぶった。警察の無線を聞いて、警官であるアビーの元夫レイがかけつけた。記憶を喪失しているらしいこの男の子をめぐって、別れた夫と妻はふたたび愛憎の葛藤のなかに…。
女友だち―2000年には:結婚を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークで暮らすメグは、もう男性にはこりごりしていた。セントラルパークを見下ろすアパートに住み、打ちこめる仕事もある。だから、ときどき孤独に心が痛んでも、たいしたことではないのだ。ところがある日故郷から、学生時代の大親友二人が出てきた。実は卒業式の夜、2000年までには3人とも必ず結婚しようと固く誓いあったのに、まだ誰も結婚できていない。親友のレナとキャシーは、こうなったらしばらくメグのアパートに住み込んで、ニューヨーク男性の中からそれぞれの結婚相手を見つけるまで帰らないと宣言した。二人は連日夫探しに奔走し、メグにも約束を果たすようにと迫る。メグの隣人の息子で、母親を訪ねてきている渋くてすてきな男性を彼女の相手にと押しつけるのだが、彼も中年の危機にあるらしく、惹かれれば惹かれるほど、メグは立ちすくんでしまう。
鍵の行方 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「去年の七月のあの事件のとき、ぼくはご主人の隣の席に座っていたのです」大学教授、アラン・ジョンストンと名乗る男の告白に、ケイは激しく動揺した。九カ月前、夫はたまたはハイジャック機に乗り合わせ、犯人によって見せしめとして射殺された。以来けんめいに働いてホテルの経営に打ちこみ、不幸だった結婚生活や夫の死や絶望の日々など、つらい思い出を忘れようと努めてきたのに…。この人はいったい今ごろなにをしにここへ来たの?「ご主人に頼まれたことがあるのです。“もしわたしが生きのびられなかったなら、来年の四月を待って妻にこれを渡してほしい”と」それは見覚えのない一本のブロンズの鍵だった。その鍵をめぐって、二人は事件へと巻き込まれていく―。
波の歌が聞こえる (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「自分の育った町に一片の愛情すら持たないなんて!」セクシーな真紅のドレスに身を包んだケイティは、公衆の面前で男に足払いをかけるとたんかを切った。相手はサンフランシスコに本社を置く大企業の社長アダムだ。周囲の視線を集めて悠々と立ち去る彼女の後をアダムが追ってきた。“やったわ。やっと彼の注意を引くことに成功した”故郷の町マーブルシーは今、瀕死の状態にある。町に工場を誘致しすると公約して次期市長に選ばれたケイティは、何度もアダムに会おうとしたのだが、無視され続けていたのだ。昔は幼い恋心を抱き合った仲だったのに…。16年前、アダム一家は突然町を出てしまっていたが、故郷を救ってもらおうと意気込む彼女に彼は意外なことを言った。「きみのお父さんがぼくらを追い出したんだ。ぼくは恨んでいる」しかし数日後、彼はどういう風の吹き回しかデートに誘ってきた。
雪原のバイキング (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジェルム・スポーツウェアの副社長候補ダグニーは、会長の誕生パーティーで会った彼の孫ソーに惹きつけられた。ソーは有望な跡継ぎとしての地位を捨てた男だ。アラスカの大自然のもとで養犬場を開く夢を持ち、今は犬ぞりレースに出場するべく訓練中という一族のはみだし者だ。「なぜ、おじいさまの思いも汲み取ってあげようとしないの?」「きみは祖父とそっくりだ。ぼくの気持はわからないだろうね」“思い上がりだわ。こんな恵まれた環境にいるというのに”独力で苦労しながらキャリアを積んできたダグニーは憤慨した。翌日、彼女は副社長の座を約束され、その条件として、会長からアラスカに発ったソーを連れ戻してほしいと頼まれる。複雑な思いを抱えたまま、ダグニーはアラスカへ飛んだ。想像以上の厳しい自然を前に立ちすくむ彼女の耳にソーの言葉が響く。「賭をしよう。1カ月きみがトレーニングに耐えたらぼくは戻る」
さよならパリの夢 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「わたしのこと覚えておいでなんですか?」大学の教授アンディとの10年ぶりの再会に、サラの胸はときめいた。3年前離婚してパリから帰国した彼女は、今5歳の娘とふたり、ワシントンで暮らしている。働きながら大学院にも通うあわただしい毎日だ。もう恋なんて…そう思っていたはずなのに、アンディと一緒にいると温かな満足感を覚える。“でも、深くのめりこんではだめよ”彼とつきあいながらもサラはそう自分に言い聞かせていた。ある日、アンディの家に電話をかけると若い女性が出てきた。どうやら彼には特別な女友だちがいるらしい。“わたしとキスしておきながら、別の女性ともデートするの?”わき上がる嫉妬心に気づいて、サラは自分が信じられなかった。
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